ダブルレインボウイベント

10月28日(日)


早朝に新宿に着き、漫喫へ行く。その後相方と合流して昼頃、品川の会場へ行った。私は夜の部だけだったので、1人原宿へ行った。
原ショで亜弥の写真を買った。


そして品川へ戻り、夜の部へ行く。全国から集まった知り合いの亜弥ヲタと話し、イベントに臨む。
会場はライブ会場とは全く違う雰囲気だった。最初からキーボードとギターが見えて、グッドくんと「おい、何かあるぞ!」みたいな事を話しながら、席についた。私は15列の13番で、かなり距離はあったけどセンターに近かったので、なかなかいい所だった。


しばらくすると司会のヨッピーが出てきた。この人自体が亜弥ファンなので、かなりおもしろかった。
そして亜弥登場。100KISSを思わせるような、ふわふわの白い帽子に服。
とはいえ、遠かったのであまりよく見えなかったが。
トークがはじまった。「アーティスト松浦亜弥への質問」みたいな感じで、司会者が亜弥に色んな質問を投げかけた。
亜弥は色んな話をしてくれた。2001年冬ハロで初めて100KISSを歌った時、あまりに緊張しすぎて記憶がないとか、自分が変わったと思う時期は美空ひばり作詞の『草原の人』を歌う時だったとか。それまでは普通に歌えてて、何も悩まなかったが、この曲を歌う時、初めて歌う事が恐くなった、と。また、昨年の進化ノ季節の時くらいの時、つんくから「俺からは卒業や。これからは色んな人が作る曲を歌っていけ」みたいな事を言われたらしい。最近のつんくの亜弥へのコメントを思い出し、なんか納得した。自分の元から卒業したという心境だったんだなあ。
他に、自分はハロープロジェクトがどんなのとか最初今一わかってなかったみたいな話をしていた。別にアイドルになりたいからこの業界に入ろうとしたんじゃない、ただ歌が歌いたかったからこの道を選んだ、と言っていた。
他に、色々な歌手のライブを観に行くようになり、「あ、いいな。自分もこういう風にしたいな」と思ったらしい。かなり悔しかったようだ。(BOAとかのライブかな?) きっとライブを観賞しながら、脳内で自分のしたいライブが形成されていったんじゃないかな?温めて、温めて・・・そしてそれをようやく実践できたのが今回のツアーだと思う。
そして、アルバム『ダブルレインボウ』の収録にはかなりこだわりがあったらしい。「自分はこういう歌が歌いたい」と注文したり、収録中も「ここはこういう風にした方がいい」とかかなり力を入れたらしい。裏話で、blue birdのトゥルトゥル部分は亜弥が適当に口づさんでたのが採用されて、急遽入ったとか。(笑) 今までのように、ただ与えられた曲を歌っていたわけじゃなかった。亜弥がGAMハワイツアーで、「秋ツアー絶対きてくださいよ」と言いまくってたのは、きっと自分の曲に自信があったからだと思う。
あとは、いつもライブで言ってるように、ようやく曲に自分がおいついたとか、歌詞を大切にしていると言ってた。
・・・今まで、ずっとそうだろなと想像していた事が、本人の口から直接聞けたのが嬉しかった。もうこのトークの時点から泣いてしまってた。


さて、イベントのセットリストだが、当然ながら全曲ダブルレインボウからのものだった。亜弥は「ライブで歌ってない曲が2曲あります。何かの機会の時に歌いたいととっておいたのですが、今回はそれを歌います」みたいな事を言っていた。


1.笑顔
1曲1曲、亜弥が「この曲は・・・」と説明等してから歌ってくれるんだよ。(涙) この曲は辛い事があったり元気の出ない時に聴いて欲しいみたいな事を言ってたと思う。
亜弥はトークでその場その場に合った歌い方をする、みたいな事を言っていたが、この笑顔もまさにそんな感じだった。ライブの時の笑顔とは歌い方が違ってたんだよね。

2.風に任せて
この曲は確か亜弥がタンバリン叩きながら歌っていたと思う。
トークからこの曲の途中までずっと泣いてた。この空間、亜弥の歌声・・・ぬるめのお湯に使っている時のような幸福感というか、ものすごく贅沢な時間だと思った。シークレットライブとでも言えばいいのだろうか?まるで夢のようだった。6年間亜弥を応援していて、いつかこんなライブして欲しいなと思っていた事が、今現実に行われている。あまりに幸せすぎて、ヤバかった。みんな席に座って、ただ亜弥の歌声に酔いしれていた。
もう胸が一杯になって、嗚咽しかけた。でもその時、亜弥が歌詞を間違った。一気に現実に戻ったというか夢からさめてしまった。残念な事ではあるが、亜弥があの時歌詞間違いしなかったら私は声を上げて泣いていたかもしれないので、ある意味助かってしまった。(苦笑)


3.ソウルメイト
この曲がね〜。またいいんだわ。この曲の辺りは目をつぶって聴いていたと思う。w
ライブで歌われない曲だからすごく新鮮で、うれしかった。


4.ダブルレインボウ
亜弥がアルバム『ダブルレインボウ』の中で、1番気に入っているという曲。ライブの時より、ゆっくり歌っていた。
彼女の想いが歌声となって、こちらに伝わってきた。
ホント全身全霊で歌っているというか。とにかくものすごい歌唱力だった。鳥肌立ったよ・・・。
あと、ライブの時よくわからん翼が出てくるけど、今回はなかった。はっきりいって、あの翼ないほうが断然いい。今の亜弥に下手な小細工は不要。
曲が終わった後、亜弥が舞台からいなくなってもファンはずっと拍手していた。みんな感動してたんだな〜と思った。



松浦亜弥は一体どこまで成長するのだろう・・・。今回のアルバムイベで、亜弥はこういう聴かせるライブもできる歌手だとわかった。歌だけでその場を支配し、人を魅了する力が彼女にはもうあったのである。
亜弥の歌声を聴きながら、この6年間を色々思い出したりもした。思ったのが、 「結局、今までの彼女の活動で無駄だった事は何もなかったな」という事。ソロでの活動、そしてユニットでの活動、テレビ、ラジオ等々色々あったが、彼女はその一つ一つを確実にこなし、自分の血とし、肉としてきたのである。遠回りしてきたように見えるが、逆にその事により彼女の本当にしたい事が明確化し、熟成され、ついに今それが現実となったのだ。そして、今でもさらに高みを目指して階段を昇っていってる。


私は、間違いなく今の松浦亜弥が1番好きだ!
ようやく自分の足で自分の道を歩き出した今こそ1番いい時だと思う。というか、松浦亜弥は今しかないよ。この劇的な変化、成長は今しか味わえない。
今の亜弥は歌う事が大好きだという気持ちがものすごく全面的に出てるし、すごく幸せそうである。亜弥がこれまでにないくらい強く、光り輝いてるんだよな。そんな彼女の姿を見ているだけで、こちらまで幸せになってくる。
・・・彼女の歌を聴きながら、「また夢が一つ叶ったよ。ありがとう亜弥。君に会えてよかった。君を信じて応援してきて本当によかった!」と思いながら泣いた。
松浦亜弥は俺にとって、最高のアーティストだ。



最後は握手会だった。思ったより高速で、ゆっくり話す時間はないなと思った。でも、そんな中知り合いの亜弥ヲタは必死で。とことん粘ってたな。(笑) 関西組はもちろん必死だったが、今回の必死(残念)No.1は『たいちょ』である。3往復くらいしたんじゃないかな?係員に押されてもビクともしないし。地に根が張ってんじゃないかって疑うくらいだった。(爆)
まさに「動かざること、山の如し」だな。武田信玄もびっくりだよ。w
後ろにいた連中は、その勇姿をみて爆笑しておりました。


あと、グッド君が奇妙なカッコしてた。帽子にメガネにマスク。帽子にメガネはわかるが、マスクつけてるのは初めて見た。一体どんなネタを仕込んできたんだ?とワクワクした。もちろんマスクから鳩を出すくらいの事はしてくれるよね?
・・・と思ってたが、何も起こらず。ただ単に風邪をひいていただけだったとか。orz 



そしてついに私の番がきた。この前のGAMハワイツアーの時は、ひどい扱いに凹んでテンションはマイナスだった。亜弥に暗い顔しながら「こんな酷いイベントは初めてですわ」って言ってしまったもんな〜。
しかし今回は全く違う!亜弥が愛しくて仕方なかった。自分が心底大好きなアーティストと握手できる喜び!もう満面の笑みで亜弥の目の前に立った。w


k(*´Д`)<アルバムめっちゃよかったわ〜!
从‘ 。‘)<本当!?もう、何回でも聴いてください!!
k(*´д`)<はい。これからも頑張ってね!!
从‘ 。‘)<うん、頑張る!(ガッツポーズ)


時間なさすぎる。伝えたい事の半分も言えてない。
握手する前までは結構余裕だったんだけどな〜。やっぱ亜弥の正面に行くとダメだわ。何なん、あの顔の小ささは?反則っしょ?w
体が硬直して身動きとれませんわ。
でも今回は頭の中が真っ白にはならなかったな。だから亜弥の手の感触だけはよく覚えている。すごく柔らかく、小さくて温かかった。
今でもまだ忘れられない。


会場出た後、知り合いのファンと色々話をした。みんなもすごく楽しめたみたいで、本当にいいイベントだったと思う。
連勤続きで疲れてたけど、無理してでもきてよかったよ。まさかこんなにいい内容だとは思わなかった。幸福感いっぱいですわ。w


相方と新宿まで一緒に帰り、そこでわかれた。
すごく楽しくて充実した1日だった。